赤ちゃん
こんにちは、アクア(@baguuse No7)です。
- 農法の種類は何種類くらいあるの?
- 化学肥料を使わない農法はあるの?
- どのような農法が自分に合いそうかなぁ〜
今回は、こう言ったお悩みにお答えしていきます。
- どんな農法が存在するのか知りたい人
- 肥料や農薬を使わない農法を知りたい人
- 家庭菜園にも慣れてきて、他の農法を試したい人
慣行農法から自然農法まで、
ここでは9種類の農法についてかんたんに説明していきます。
化学合成を使った農法は何種類ある?
赤ちゃん
分かりやすく教えて〜
農薬や肥料に使われる化学合成とは
化学合成とは、人工的に化学反応を起こして作り出される化合物のことで、植物の成長を促進したり、農作物を害虫や病気から保護する為に使用されます。
農薬に使用される化学合成は、農薬に含まれる有効成分、すなわち害虫や病気を殺す成分が含まれています。
肥料に使用される化学合成は、窒素、リン、カリウムなどの栄養素を含む化合物を作り出します。
これらの化学合成は、現代農業において高収量の作物を栽培する為に不可欠なものとなっていますが、過剰な使用は土壌汚染や環境汚染などの問題を引き起こすことがある為、適切な使用が求められます。
慣行農法
慣行農法は、化学的に合成された肥料や農薬を使用する農法全般を指すと考えられます。
一般的に農薬や化学肥料を使用し、
農地を耕し、
種子をまき、
定期的に草刈りや除草作業を行い、収穫後は土地を休ませることもありますが、
慣行農業は長期的には環境問題や土地の劣化などを引き起こす為、
農薬や化学肥料の使用により、土壌や水質の汚染が進んでいるという問題もあります。
そのため、持続可能な農業を目指す現代では、従来の慣行農業に加え、有機農法や自然農法など、より環境にやさしい農業方法が模索されています。
減農薬農法
化学肥料を使用する農法は、減農薬農法にも含まれる場合がありますが、必ずしも全ての減農薬農法が化学肥料を使用するわけではありません。
減農薬農法は、農薬の使用量を減らすだけでなく、化学肥料の使用量も減らすことを目指す農法です。
化学合成にかわりに有機肥料や微生物の力などを利用したり、土壌の改良や作物の選択などを工夫したりして、より持続性の高い農法へと進んでいます。
化学肥料は、減農薬農法においても必要に応じて使用されることがありますが、減量や代替品の使用など、より環境にやさしい方法が模索されています。
化学合成を使わない農法は何種類ある?
赤ちゃん
化学肥料を使わない農法は色々あるけど、
ここでは、有機肥料分を投入する農法と何も投入しない農法を紹介しますね。
有機肥料分(有機物)の混入あり
有機肥料混入ありの農法は、化学合成肥料を使わずに、自然の循環に基づいて栽培する農法です。
この農法では、有機物を肥料として使います。
有機物とは、植物や動物の残骸、堆肥、腐葉土、鶏糞や牛糞など、自然に存在する有機物のことです。
🟢有機物についてはこちらで詳しく説明してますので、ご覧ください!
有機肥料を使うことで、土壌の有機物含有量を増やすことができ、土壌の水はけや保水力も改善されます。
また、有機物を分解する微生物が活発になるため、土壌の健康状態を改善し、作物の栄養素吸収力や生育力も向上します。
有機肥料混入(有機物)ありの農法では、化学合成農薬も使わず、代わりに天敵や有益な微生物を利用するなど、自然界のバランスを重視した栽培方法を取り入れます。
このような農法によって、土壌や環境を守りながら、安心・安全な食品を生産することが可能となります。
BROF理論
BLOF理論は、生物の生態系の仕組みを応用した農法です。
この理論は、自然のエネルギー循環を最大限に利用することで、農業の持続可能性を追求することを目的としています。
BLOF理論では、以下のような取り組みが重要視されます。
🔵生物多様性の保全:様々な生物が共存する生態系の中で、自然に育った野菜や果物は栄養価が高く、健康にも良いとされています。このため、BLOF理論では生物多様性を保全することが重要視されています。
🔵土壌の保全:健康的な土壌は、豊かな栄養素を持つ土壌です。BLOF理論では、土壌を養うために、有機物を多く含む堆肥を使うことや、農薬を使わずに土壌の健康を保つことが重要視されています。
🔵自然の循環を利用した農業:BLOF理論では、自然のエネルギー循環を最大限に利用することが重要視されています。たとえば、植物が二酸化炭素を吸収し、太陽光を利用して光合成を行うことで、酸素を発生させます。また、有機物を分解することで、微生物が生きていくために必要な栄養素を生み出します。
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有機菜園に興味がある方や、自然環境に関心のある方にとって、参考になる一冊となるでしょう。
炭素循環農法
炭素循環農法は、土壌中の炭素を有効活用することで、地球環境保護につながる農法です。
有機物を分解する微生物を活性化させ、有機物を土壌に還元することで、土壌を健康に保ち、生態系の多様性を維持することができます。
また、有機物を土壌に戻すことで、炭素を効率的に循環させることができ、温暖化ガスの排出を減らすことができます。
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有機農法
有機農法とは、土や植物、生き物のつながりを大切にしながら、化学合成物質を極力使わずに野菜や果物を作る農法です。
肥料や農薬には自然のものを使い、土や水、空気、生き物のバランスを整えることで、土壌を育て、健康で美味しい作物を作り出します。
また、有機農法では、大量生産や遺伝子組み換えなどによる食品汚染を避けるため、安全で安心な食品を提供することが目的です。
バイオダイナミック農法
バイオダイナミック農法とは、自然との調和を目指した、有機農法の一つです。
バイオダイナミック農法では、土壌、植物、動物、人間、宇宙の力が調和することで、健康な食料を生産することを目指します。
具体的には、土壌中に豊富な有機物を含ませることで、土壌の健康を保ち、生産性を高め、植物が成長する時期に合わせたタイミングで作業を行い、植物が自然な形で育つように促します。
さらに、月の満ち欠けや星座の位置、土星などの宇宙の力も考慮して、育成のタイミングを決めることが重要視され、天然の肥料や、自然のエネルギーを利用することで、自然との調和を取りながら、健康的で高品質な作物を生産することが可能となります。
バイオダイナミック農法は、有機農法の中でも、より自然との調和を追求した農法であり、健康的で栄養価の高い食品を生産することができ、自然とのつながりを大切にすることで、地球環境の保護にもつながります。
🔴この本では、天体のエネルギーを取り入れた土づくりや、肥料、農薬の作り方、種まきや植物の育て方、病気や虫害の対処法、作物の収穫方法など、その理論をわかりやすく解説しながら、実践的な農業の方法を紹介した一冊です。
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有機肥料分の混入なし
化学合成肥料や有機肥料混入を一切行わない農法は、自然農法や無肥料栽培と呼ばれており、土壌の肥料として自然界の循環を利用し、作物を育てます。
この農法では、土壌に有機物を追加することはせず、枯れ葉や刈り取り残し、落ち葉などの自然な有機物をそのまま土壌に戻し、農薬を使わず、土壌の健康状態を保つことに重点を置き、土壌の生態系を保護しながら、土壌を育てていきます。
また、植物の種類や生育状況に合わせて、草刈りや剪定などの作業を行うことで、生態系を保ちながら作物を育てることができます。
この農法は、肥料や農薬を一切使わないため、作物の収穫量は化学農法に比べて低くなりますが、安全・安心な食品を生産することができます。
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では、どんな農法があるか見てみようか
自然農法
自然農法は、化学合成肥料や農薬を使わず、自然界の営みを利用して作物を育てる農法です。
自然農法では、土壌に追加する肥料を、枯れ葉や落ち葉、草や木の枝などの自然な有機物を利用します。また、土壌の健康状態を保つために、草刈りや剪定などの作業を行います。
自然農法では、土壌の生態系を大切にし、土壌の中に住む微生物や虫などの生物たちを守り、農薬を使わないため、作物や土壌、水などの環境を汚染する心配がありません。
自然農法で作られた野菜や果物は、化学物質を使わずに育てられたため、安心・安全でおいしいとされています。また、自然農法は、環境や生物多様性を守りながら、自然と調和した農業を行うことができるため、注目を集めています。
🟢福岡正信さんは愛媛県出身の農学者で、化学肥料や農薬を使わずに、自然の力に任せて作物を育てる方法、自然農法を提唱した方です。
この本では、種を粘土に包んで蒔く「粘土団子」の方法や、作物にわらを敷くことで雑草を抑える方法などを紹介しており、「人間と自然との調和」や「生きる喜び」についても語っておられます。
協生農法
協生農法とは、人と自然が共生する農法のことです。
この農法は、植物の栽培だけでなく、動物や微生物、虫なども含めた生態系を大切にし、それぞれが協力しながら健康に育つようにします。
化学肥料や農薬を使わず、天然の肥料や、緑肥(草や木の葉などを栽培前に敷き詰めて土壌を肥やす方法)などを利用して土壌の健康を保ちます。
また、植物同士の距離を適切に保ち、風通しを良くすることで、風や虫などが病気を運び込まないようにします。
協生農法は、環境や生態系を大切にし、人と自然が共存する農業を目指した農法です。
無農薬農法
無農薬農法とは、農薬を使用しない農法のことです。
農薬は、害虫や病気を防ぐために使用されますが、農薬の使用が過剰になると、環境汚染や生態系の破壊などの問題が生じることがあります。
そこで、無農薬農法では、農薬を使用せずに、自然界のバランスを尊重した栽培方法を取り入れます。
具体的には、有機質の肥料を使用して土壌を改良し、強い植物を育て、害虫や病気を防ぐために、植物の種類や間隔、育成環境を調整することで、病気や害虫の被害を最小限に抑えます。
また、有用な昆虫(ミツバチなどを使った受粉など)や微生物を利用することで、生態系を維持し、自然な環境を作り上げます。
無農薬農法は、環境保全や食品安全、健康などの観点から注目されており、
有機農法や自然農法などとも関連があります。
ただし、農薬を使用しないために収穫量が減少することがあるため、適切な栽培技術や管理が必要です。
無農薬農法で有用な昆虫には、以下のようなものがあります。
- ミツバチ:作物(イチゴなど)の受粉を助け、収穫量や品質を向上させる。
- カマキリ:害虫を食べる天敵として、農作物(ナツメヤシやトマトなど)の害虫防除に役立つ。
- キリギリス:草食動物が食べないような草を食べ、草刈りの手間を省ける。
- ナミアゲハ:トマトやナスの害虫であるヨトウムシの天敵として、防除に役立つ。
- アリ:農作物(ブロッコリーやトマトなど)の害虫を食べる天敵として、防除に役立つ。
これらの昆虫は、無農薬農法において、化学合成農薬の代わりに、生態系の中でのバランスを保つことで、害虫を防除する方法が取られます。
また、これらの昆虫は、農地の生態系を豊かにし、生態系の多様性を維持することにも役立ちます。
まとめ
自然の力に頼ったものから化学肥料を使ったものまで様々な農法が存在します。
今回、紹介した農法をまとめると次のようになります。
- 慣行農法・・・化学的に合成された肥料や農薬を使用する農法
- 減農薬農法・・・農薬、化学肥料の使用量を減らすことを目指す農法
- BLOF理論・・・生物の生態系の仕組みを応用した農法
- 炭素循環農法・・・土壌中の炭素を有効活用し、地球環境保護につながる農法
- 有機農法・・・自然のつながりを大切にし、化学合成を極力使わず育てる農法
- バイオダイナミック農法・・・有機農法の中でも、より自然との調和を追求した農法
- 自然農法・・・化学合成を使わず、自然界の営みを利用して育てる農法
- 協生農法・・・人と自然が共生する農法
- 無農薬農法・・・農薬を使用しない農法
この9つを紹介しました。
農法や栽培方法は、
この他にもまだまだありますので、機会があれば紹介していきますね。
これからも、みなさんの家庭菜園ライフを豊かにできるよう頑張っていきますので、お楽しみください。
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最後まで読んでいただき、ありがとうございました!