こんにちは アクア(@baguuse_No7)です
野菜作りは土次第と言いますが、まさにその通りで
いい土にはおいしくて栄養たっぷりのプリプリした作物たちが育っていきます。
そんな元気な作物たちをいただくとなんだか気持ちがホッとして元気になりますよね。
土づくりのポイントさえ押さえておけば、誰でも美味しい作物を作ることができます。
では、よい土を作るにはどうすればいいかみていきましょう。
この記事では
・よい土に必要な4つの条件
・よい土の見分け方
・よい土の作り方
がわかります。
土づくりの前に何を準備すればいいかわからないよ〜!って方は下記の記事をご覧ください。
よい土の条件とは
いい土は水や酸素などの栄養素を送って作物をぐんぐん成長させます。
それ以外にも土の中にはいろんな小さな生き物のおうちにもなっているので、健康で住みやすいおうちを作ってあげましょう。
生産者さんから旬の食材が買える ポケットマルシェバランスのよい土に必要な4つの条件
- 保水性 ・・・水分を保持しておけること
- 保肥性 ・・・肥料からの栄養分を保持しておけること
- 通気性 ・・・根や土中生物に酸素を送ること
- 排水性 ・・・根腐れや酸欠の原因となる過剰な水分を土中に残さないこと
これらの4つをバランスよく兼ね備えた土こそが野菜だけではなく多くの植物の生育に適している『よい土』となります。
みんなで育てて、みんなで食べる【シェア畑】よい土の見分け方
どのようにして見分けたらよいのでしょうか。
保水性と保肥性 | 団粒構造の土で、団子状にしても指先で軽く押すとくずれる土がいい土です。
団子状にならないパラパラとくずれる土は砂質で水分や肥料分を保っておけない土です。 |
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通気性 | 小さな粒子が集まって大きな粒子を作っている団粒構造の土です。
見た目ではふかふかした土です。 |
排水性 | 団子状にして軽く指で押してもくずれない土は粘土質で水はけが悪い土です。
雨あがりや水やり後、いつまでも水が溜まっている土は、粘土質で根腐れをおこしやすい土です |
pH6〜7弱酸性の土がいい
次は科学的に見たよい土とは何があげられるでしょうか、それは土中のpH値です。
pHは7で『中性』、それより小さい数値だと『酸性』、大きい数値だと『アルカリ性』を示します。日本では多くの植物がpH6〜7の弱酸性を好みます、この範囲内であれば問題なく成長します。
しかし、下の図をみてわかる通り、雨の多い日本では酸性寄りの雨の影響で徐々に酸性にかたよる特徴があります。
ですので、適宜石灰等を用いてpHを調整する必要があります。
土のpHを知るには簡易pH測定器や測定キットで手軽に測ることができます。
pHをしっかり測定したい方は、こちらのポケットタイプのpH測定器がおすすめです。精度が高く、防水規格JIS C 0920保護等級IPX4にも準拠しているため、濡れた手でも操作可能です。
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いやいや簡易的で十分だよ!それに水分(湿度)・pH・照度などいろんな機能がついてる測定器が欲しいよー!って方はこちらの園芸用土壌検知器をオススメします。
測定方法としては畑の四隅と中心で深さ5cmのところを採取しいくつか数箇所の測定が必要です。
しっかり測定したい方は最寄りのJAや農業普及センターに依頼するとよいでしう。
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団粒構造であること
さっきからちょいちょいでてきてる団粒構造てなんですか? わしら意味がわからんですよ〜。
説明してなかったね、それじゃわかりやすく説明するね。
土には団粒構造と単粒構造があります。
団粒構造は土の小さな粒子が団子のような状態に結合したものを「団粒」といい、さらに他の団粒と接合し合って骨組みを作っているものをいいます。
小粒子が集まった団粒の中には細かい隙間ができ、毛管現象によりそこに水を蓄え肥料、空気も蓄えることができます。
団粒同士が結合してできる大きな隙間では水が流れ落ちるため、通気性・排水性に優れています。
単粒構造は土の粒子の隙間がなく、排水性や通気性がないので作物の生育にはよくありません。
排水性が悪くなると根腐れをおこし、通気性が悪くなると小動物やバクテリアの生息ができなくなり、病害虫や雑草が増えやすくなるため野菜にとっていい状態とはいえません。
有機物が多いと団粒構造ができやすい
小粒子同士を接着しているのは「腐植」です。
これは土壌中ののりのようなもので養分を蓄える機能を持ち栄養を供給しています、腐植は降雨によるpHの急激な変化を緩やかにする働きもあります。
腐植は土中の有機物が微生物に分解されたもので、堆肥などの有機物を投与して十分な有機物をふくんだ土が団粒構造の出来やすい状態になります。
よい土の作り方
土は一年すると降雨、人の移動、農機具などで締め固められるため土を掘り起こして柔らかくし、pH調整、有機物増加等を行う必要があります。
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まずは耕して新鮮な空気を混ぜ込む
耕起(耕す)することは野菜作りに限らず植物を育てるにあたって元気に生育できる土づくりの第一歩です。
耕起することで土中に潜んでいる病原菌を死滅させ、新鮮な空気を土に混ぜることによって土中の小生物たちが元気になり活発に働くことができます。
スコップやクワを使って30cmほど掘り起こし、ダイコン等の根が伸びる野菜を育てる場合は40cmくらい掘り起こしましょう。
大きな土のかたまりはスコップやクワで細かく砕くとよいでしょう。
その際ゴミや小石、雑草や昨年作った野菜の根っこなどは取り除いておきましょう。
土壌のpHを調整する
土壌のpHは1年ごとに酸性に傾いていくため耕起した土に石灰を混ぜ中性に近づけましょう。
石灰は表面だけ撒くのではなく、しっかり混ぜ込み土壌に馴染ませることで改良効果が発揮できますので耕起する際に一緒に混ぜ込みましょう。
土壌のpH調整は大切で耕起のたびに石灰を撒くと石灰の混ぜすぎになってしまい中性を超えてアルカリ性にちかづいてしまい、イモ類などは品質が低下してしまいます。
そうなった場合は、中性から弱アルカリ性を好むほうれん草やえんどうなどを作り、その年は石灰をまかずに調整していくとよいでしょう。
堆肥を入れて有機物を増やそう
土中の小生物たちのえさにもなる堆肥はよりよい土壌環境を作るために欠かせないものです。
堆肥を投入する時期は、石灰を混ぜ込んで耕起した1〜2週間後に行います。
石灰が馴染む前に堆肥を混ぜてしまうと堆肥の中に含まれる窒素分がガス化して失われ植物にも害を与えてしまうので注意しましょう。
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土壌には2種類あり粘土質の土壌と砂質の土壌があります。
粘土質の土壌の場合は、水はけが悪く酸素が不足しがちで耕しにくいですが、できるだけ掘り起こし腐葉土や堆肥をたっぷりすき込めば改良できます。
安全性にこだわった高品質の腐葉土としましては、南信州産腐葉土があります。この腐葉土は落ち葉100%で天然熟成されており農薬や薬品は一切不使用のため安心して使用でき、ふっくらと水はけのよい肥えた土壌が期待できます。
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砂質の土壌の場合は、乾きやすく保肥性が悪いですが、ピートモスやバーク堆肥のような腐りにくい堆肥と粘土質の土を混ぜてよい土に改良できます。
ピートモスは土の団粒構造性を改善し、通気性・保水性に優れる土をつくります。特にこの北海道ピートモスは、通常のピートモスに比べて、毛足が長く粒が不揃いで繊維状の有機質がしっかりしているので、庭土の土圧に負けず植物の根張りを守ってくれます。
バーク堆肥は、伐採された樹木(広葉樹や針葉樹)の樹皮をリサイクルしたものです。この無添加バーク堆肥は、九州産ヒノキとスギの樹皮100%を使用しており、有機物である杉皮の繊維質が土壌の膨軟効果(土壌がふかふか柔らかい状態)を高め保肥力を改善し、さらに排水性・通気性に優れ、効果が長期間持続します。
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ピートモスはミズゴケなどの植物が堆積して作られた泥炭(ピート)を乾燥させ細かく砕いたもの、改良用土として主に使われています。
バーク堆肥は樹皮を発酵させて作った有機質肥料で土壌改良資材の一つです。
発酵させて堆肥化させてあるためバーグチップとは異なります。
腐葉土や堆肥を入れて土を改良するには
家庭菜園でよく見られるのが、肥料と水はあげるが酸素の供給は忘れがちなことです。
酸素を根に取り込ませるために耕起はするのですが、プラスして堆肥や腐葉土を十分に施すことでより多くの空気を蓄えることができます。
石灰をばらまいてすき込んで1〜2週間後、堆肥と腐葉土を混ぜ込むとよいでしょう。
堆肥は土に混ぜると団粒構造の土を作り、保水性・保肥性・通気性・排水性がよくなり、野菜に必要な窒素・リン酸・カリなどの主要肥料の他にも、ホウ酸・亜鉛・鉄などの要素も含むことができます。
腐葉土はケヤキ、クヌギなどの落葉広葉樹とマツなどの針葉樹があります。
秋に庭の落ち葉をかき集めておけば春の植え付け時には腐葉土として出来上がりますのでぜひ作ってみましょう。
生ゴミ処理機ナクスル公式販売ページまとめ
野菜作りには理想的な土作りが大事だということがわかりましたね。
よい土の条件には、保水性・保肥性・通気性・排水性があり、
その見分け方として手のひらで土を軽く握って団子を作り指先で軽く押すとくずれる土がよい土で団粒構造であることがわかりました。
団粒構造の土を作るには堆肥や腐葉土を入れて有機物を増やし、
しっかり耕して新鮮な空気を混ぜ込み、pHは石灰を混ぜて6〜7の弱酸性に調整し改良が必要でした。
これで植物にとって快適で活発に生育できる環境が整いますので、
スモールステップでチャレンジしていきましょう、応援してますね。
少しでも参考になれたら嬉しいです。ぜひ、ご自宅で家庭菜園を楽しんでみてください。
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最後まで読んでいただきありがとうございます。
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