この記事では
- トウモロコシの歴史・栄養素・特徴
- トウモロコシ影響を与える病害虫
- トウモロコシにまつわる豆知識
を紹介していきます
トウモロコシの特徴
トウモロコシの歴史
世界三大穀物の一つであるトウモロコシ!
起源は古くていろんな起源説がありますが、その中の一説を紹介します
「オレが聞いてた話とはちょっと違うよー!」ってかたもいらっしゃると思いますが、あくまでも一つの説ですのでどうか寛容な心で見守ってくだされば幸いです。
南北アメリカ大陸では、紀元前5000年頃にはすでに大規模に栽培されており主要な農作物となっていました、南北アメリカ大陸からヨーロッパに伝わったのは1492年で、あの有名なコロンブスがアメリカ大陸を発見した際に持ち帰ったといわれています。
日本へ伝わってきたのは、18世紀末頃で、気候と水管理的に稲作に合わない地域(北海道室蘭市)へ広がっていきました。
その後、明治時代以降になると、大規模な畑作が始まり生食・飼料として増え始め、やがて全国へと広がったというわけです。
世界三大穀物とは、米・小麦・トウモロコシの3種類です。
世界の年間生産量が多い順でいくと
1位・・・トウモロコシで10.3億トン
2位・・・小麦で7.4億トン
3位・・・米で4.8億トン
栽培時期
生育適温は25℃〜30℃で、4月下旬から5月下旬頃が種まきの適期となります。
早くまくと霜でやられるので注意が必要です!
収穫は7月下旬〜9月下旬頃まで続くので、種まきの時期を少しずつ変えて収穫時期をずらようにすれば長期間収穫できるようになります。
トウモロコシに特別な栄養素ってあるの?
食物繊維が豊富に含まれており、便秘・下痢などの調整作用があり、さらに大腸がんの予防にもなり、さらに更に血管を若く保ち動脈硬化の予防にも役立ちます。
ビタミンB2は美肌効果や老化抑制に効果的!
カリウムは血圧上昇の抑制!
<茹でたもろこし100gあたりの栄養素(生で)>
- 食物繊維 3.1g(3.0g)
- ビタミンB2 0.1mg(0.1mg)
- カリウム 290mg(290mg)
非常に稀ではありますが、小麦アレルギーの方はトウモロコシアレルギー症状が発症する場合がありますので注意して下さい。
トウモロコシに影響を与える病害虫
かかりやすい病気
夏場に旬を迎えるトウモロコシですが、育苗期や梅雨時期に注意が必要です。今回は、かかりやすい病気を3つ紹介します。
病気名 | 症状 | 予防と対策 |
倒伏細菌病 | 茎が腐って折れやすくなる | 湿度が高いと発生しやすいため梅雨時期は注意。水はけの良い環境づくりを心がけましょう。 |
モザイク病 | 葉の緑が色抜けする | アブラムシがウイルスを持ってくるため、アブラムシを見かけたら、その葉っぱは切り落とし畑の外に処分する |
すす紋病 | すす状のカビが発生し葉が裂けやすくなる | 梅雨時期は水はけのよい環境作りを心がけよう。連作を避ける。 |
やってくる害虫
夏に旬を迎えるトウモロコシ!害虫も活発になる季節ですね、しかも、甘くて美味しいトウモロコシとなれば害虫も放っておくはずがありません!
おいしいトウモロコシに寄ってくる
害虫名 | 症状 | 予防と対策 |
メイガ | 茎の中に潜り込んで実や茎を食べる | メイガの飛来を防ぐためネットを張る |
オオタバコガ | メイガと同じく実や茎に侵入して食べ散らかす | サンサンネットをかけて飛来防止 |
カメムシ | 収穫時期に実をチューチュー吸って変色させます | 雑草に生息する為、除草作業を徹底しましょう |
トウモロコシにまつわる豆知識
コーンの日は、なんと4つあった!
トウモロコシの日は
な、なんと ありません。
しかし、「トウモロコシ=コーン」ということで出来た記念日は4つありました。
1つ目は、5月25日で「とんがりコーン」の日。
「とんがりコーン」の美味しさをさらに多くの人に知ってもらうのが目的で、発売日の1978年5月25日にちなんでハウス食品が2018年に制定した。
2つ目は、5月29日で「シリアル」の日。
健康的な朝食文化としてのシリアルをさらに普及させることが目的で、シリアルの代表であるコーンフレーク(529)にちなみ、朝食にシリアルを食べて幸福(529)な一日を過ごしてもらいたいという願いから制定された。
3つ目は、9月9日で「ポップコーン」の日。
記念日を通じてポップコーンの美味しさ、楽しさを多くの人に再認識してもらうのが目的で、ポップコーン(POPCORN)の「POP」を左右反転させ、鏡文字にすると「909」に見えることから9月9日になったといわれている。
4つ目は、10月8日で「東ハト」の日。
「キャラメルコーン」や「ポテコ」「ハーベスト」などで知られる東ハトが「東ハト」と読む語呂合わせから制定し、企業名そのものを記念日登録したのははじめてとされている。
おいしいトウモロコシの見分け方
- ヒゲの先が茶色いものを選ぼう(白ヒゲはまだ甘みが少ない)
- 皮に包まれているものでふっくらしたものを探そう(皮がないものは乾燥しているものが多い)
- コーンの一粒一粒がふっくらたわわでぽっちゃりしているものを選ぶ(しぼんでやせているものは潤いが少ない)
- 切り口が真っ白でみずみずしいもの(切り口が黄色いと日がたっている可能性がある)
- つぶがスキマなくぎっしり詰まっているものにする(スキマがあるとか乾燥しているものが多い)
まとめ
今回は、トウモロコシの特徴について僕なりにかんたんにまとめてみました。
トウモロコシはいろんな諸説があり、ハッキリした歴史はいまだ解明されていないということですが、それだけ人類歴史上昔から親しまれてきた穀物なのだと思います。
家庭菜園レベルで18年以上の経験を持つ僕が、興味本位で書いた記事ですが楽しんでいただけたでしょうか。
「そんなの知ってるよー」とか「目からウロコだった〜」とか
たくさんの意見もあるとは思いますが、
ほんの少しだけでもいいのでトウモロコシのことを知っていただければ幸いです。
今後もギブの精神で発信していきますのでみなさんの海のように広い心で見守っていただければ嬉しいです。
最後まで読んでいただきありがとうございます。