この記事では
- キュウリの歴史・栄養素・特徴
- キュウリに影響を与える病害虫
- キュウリにまつわる豆知識
を紹介していきます
「サラダとか漬物とかで良く食べるやつでしょ!ほとんど水分でしょ?そんなに特徴あるの〜?」
っていう方は、
キュウリに対する接し方が変わると思いますので、ぜひ見ていって下さい!
キュウリのプランター栽培については「【キュウリ】家庭菜園初心者でもできる!プランターでキュウリを作ってみよう!」で育て方を説明していますので参考にしてみてください。

キュウリの特徴
キュウリの歴史
キュウリの原産はインド西北部で、紀元前1000年頃には西アジアで栽培されており古代ギリシャ・古代エジプトでも栽培されていました。
その後、中国➡︎フランス➡︎イングランド➡︎ドイツの順で伝わり16世紀頃にはヨーロッパで盛んに栽培されるようになり、
アメリカ大陸には15世紀ごろにコロンブスが持ち込んだといわれています。
日本に伝わって来たのは6世紀頃に中国から!
江戸時代までは完熟したものを食べていたため「黄瓜(きうり)」と呼ばれおり、
完熟した黄瓜は苦くてまずかったことから水戸黄門で知られる徳川光圀は
「毒多くして能無し。植えるべからず。食べるべからず」
と猛烈にキュウリに対して批判的だったといわれています。
昔は、キュウリってめちゃめちゃ嫌われ者だったんですね!かわいそう😭
しかし、江戸末期になると品種改良が行われ、味や歯応えがいいとして一気に人気が出てきました。
第二次世界大戦後は、温室栽培が増え生食野菜として盛んになり、現在では大人気の夏野菜として様々な料理に使われるようになっています。
キュウリの栽培時期
4月に種まきをして、5月に植え付けしたあとは、6月〜9月頃まで美味しいキュウリが収穫できる。
時期をずらして植え付けすると収穫時期をずらせるので長期間の収穫が可能になります。
キュウリは栄養がない野菜ってホントっ?
キュウリは 水分ばかりでなんの栄養もない野菜 と思ってる方が多いのではないでしょうか?
結論から言いますと!Noです!!
実は、ギネスブックに
「Least calorific fruit(リーストゥ キャロリフィク フルートゥ )」
との記録があり、登録されています。
日本語に訳すと 「カロリーが最も少ない果実」となり「栄養素がない野菜」ではないということです。
キュウリは95.4%が水分で構成されていて発熱量(カロリー)が非常に低く、100gあたりの栄養素としては多くても炭水化物が3.0g、タンパク質が1.0g、脂質が0.1gと少なめ!
そのため、水分量が多い割には「栄養素がほとんどない野菜」と言われるようになったのです。
実際には、キュウリだけが特別に水分量が多いというわけではなく、他の野菜も90%くらいは水分を含んでいます。
例えば、
野菜名 | 100gあたりの水分量 |
キュウリ | 95.4g |
オクラ | 90.2g |
トマト | 94.52g |
ナス | 88.7g |
カボチャ | 86.7g |
といった具合でキュウリは他の野菜と比べても、特別水分が多いわけではないんです。
その上で、ビタミン、ミネラル類もバランスよく含んでいますし、それなりに栄養もあります。
むしろ、ビタミンCや食物繊維も含まれており、美容と健康に最適な食材の一つです。
水分が多く低カロリーということで食事の最初に食べると食べ応えがあるため、早期に満腹感を得られダイエット食材としても注目されています。
結果、「栄養がない野菜」ではなく「バランスの良い栄養があるカロリーが低い野菜」となります。
<100gあたりの栄養素>
- カロリー 14kcal(非常に低い)
- 炭水化物 3.0g
- タンパク質 1.0g
キュウリに影響を与える病害虫

キュウリがかかりやすい病気
高温多湿が原因で病気になりやすいキュウリは、日当たりがよく風通しもよく水はけも良い環境作りを心がけ、梅雨時や猛暑日には注意深く観察しましょう。
病気名 | 症状 | 対策と予防 |
---|---|---|
つる枯れ病 | 茎が茶色になって枯れる | 雨が多い時に発生しやすく、枯れた茎は切り取って処分し、余分な茎も切り取り日当たりと風通しを考え、水はけをよくする |
モザイク病 | 葉の緑が色抜けする | アブラムシがウイルスを持ってくるため、アブラムシを見かけたら、その葉っぱは切り落とし畑の外に処分する |
うどんこ病 | 葉に白い粉のようなカビが生える | ひどくなると果実やヘタにも広がるので、早めの防除が必要 |
連作障害とは、同じ作物を同じ場所に繰り返し栽培することで、土壌中に細菌やウイルスが蓄積することで病害虫の被害を受けてしまうこと。
対策としては、毎年別の作物を植える輪作を行ったり、堆肥・石灰を混ぜてよくかき混ぜると軽減できる。

キュウリによってくる害虫
キュウリの害虫は、8月の収穫時に葉や茎・果実に増えるため、大発生しないように虫の侵入や雑草が繁茂しないよう日頃の手入れと観察を心がけましょう。
害虫名 | 症状 | 対策と予防 |
---|---|---|
アブラムシ | 葉の裏に集まって汁を吸って弱らせる | サンサンネットなどの防虫ネットをかけて予防しましょう |
ウリハムシ | 黒くて小さいウリハムシは葉に小さな穴を開けて歯を枯らせます | 成虫の侵入と産卵を防ぐためネットより目の細かい寒冷紗を張って防ぎましょう |
オオタバコガ
と タバコガ |
蛾の幼虫で果実に入り込んで中身を食べて変形させる。
※タバコガの方は羽の横線模様がハッキリしている |
蛾が侵入にないように防虫ネットを張って予防しよう |
マルチシートとは、雑草防止効果・地面の温度調整・乾燥防止効果・病気の予防など様々な効果が期待されます。
乾燥しにくいので水やりが不要になったり、雑草の抑制になったり作業の手間がかなり省けますのでオススメです。

キュウリにまつわる豆知識

キュウリの日
全国のキュウリ出荷団体で「いいキュウリの日プロジェクト」が結成されていて4月を除いた毎月19日が語呂合わせで「い(1)いキュウ(9)リの日」として制定されている。
低カロリーで美味しいキュウリの消費拡大が目的で、2018年に日本記念日協会により認定・登録された。
4月19日はJAあいち経済連によって作られておりこれも語呂合わせで「良(4)い(1)キュウ(9)リの日」を制定している。
この地域の高い栽培技術を生かして生産された美味しいキュウリをアピールすることが目的で日本記念日協会により認定・登録された。
おいしいキュウリの見分け方
- 太すぎず太さが均一なものを選ぶ(太すぎるとスができ種が多く潤いがない)
- 表面に鋭いイボイボがあるものを!(水分が蒸発するとイボが低くなる)
- 肌と一緒でハリとツヤのあるものが新鮮(水分がなくなるとしおれて鮮度が落ちる)
- 指で触ってみて硬いものにする(柔らかいものは水分が減ってきている)
まとめ
今回は、キュウリの特徴について僕なりにかんたんにまとめてみました。
キュウリは江戸時代に
「毒多くして能無し。植えるべからず。食べるべからず」と言われていたり
、「水分ばかりでなんの栄養もない野菜」と思われたり、
嫌われ者でとってもかわいそうな野菜ですよね💦
でも、本当のところはビタミン、ミネラル、食物繊維など決して多くわないですがバランス良く栄養を含んでいる野菜だったんですね。
しかも、歯応えがある分満腹感を早く得られて、美容と健康・ダイエットにも貢献するなど英雄的な存在ではないでしょうか。😆
家庭菜園レベルで18年以上の経験を持つ僕が、興味本位で書いた記事ですが楽しんでいただけたでしょうか。
ほんの少しだけでもいいのでキュウリのことを知っていただけたなら幸いです。
今後もギブの精神で発信していきますので見守っていただければ嬉しいです。
最後まで読んでいただきありがとうございます。


